沖縄発台所日記

周知のとおり、米軍人による性犯罪が相次ぎ、

TVメディアや新聞社含むマスコミはなんだかおかしな方向に向きを変えている。

こういう事が起こる度に、マスコミの在り方に疑問を感じる。

まず、ワタシが感じていること。

これはあくまでワタシの意見であって、人それぞれ立場も考え方も違う。

これは、あくまでワタシが思っていること・感じたことです。

沖縄でこういう事を発言するのはけっこう難しい。

でも、これだけネットで世界がつながり、世界はうーんと狭くなり

国際化は当たり前の時代になんだかナンセンスなことだらけ。

メディアが報道するほど、県民は米軍基地に対して複雑ではないのです。

そういうと、戦争を擁護するのかともとらえられるけど、

そういうモノでもない。

もう、時代は変わったのです。

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まず、ここ数週間に起きた問題とその報道をとても複雑な歯がゆい思いで観ていました。

そして、夕べのニュースでの県議会での野党議員からの質問に答えた沖縄県知事・仲井間氏の返答にとても納得しました。

「このような事件の多発に伴い、米軍基地の即時撤退を要求すべき！」

の問いに対し、知事は、

「事件に関連して、すぐに米軍基地の即時撤退を要求なんて、話が飛躍し過ぎている。
アジア全体の動きや国防などを考えもせずに米軍を本国へ帰還させるなんてありえない。」


そのとおりです。

ぢゃぁ、仮に、もし、そうなったとしましょう。

沖縄は、軍雇用員、そして、軍人向けの企業、業者、軍発注の建設業関係、などなどで

相当な規模の失業者、倒産企業を出し、この島の経済は一夜にして成り立たなくなります。

そして、悲しい歴史と共に故郷を取られ、軍用地主となった人々の保障はどうなるのでしょう。

言葉で言い表すのは容易ですが、沖縄の経済は予想以上にひっくり返ります。

ぢゃぁ、アメリカーたちを野放しにしていいわけ？？

そんな意見もありそうですが、今回、このような事件は起きてしまいましたが、

戦後、占領下でウチナーンチュを物のように扱った時代とはすでに違います。

昔、アメリカーがウチナーンチュを虫けらみたいに扱っていた時代とは違うのです。

アメリカという広大な国から、軍の指示による赴任によって遠く異国のこの小さな島に来るときに

彼らは国外でのふるまいを心得るためのレクチャーを受け、日本が礼儀の国であることを

きちんと学んで赴任してきます。

一人ひとりが国際交流のかけはしであれ。
一人ひとりが米国の大使であれ。

そう教えられてやってくるのです。

そして、数年間の赴任中に兵士達はこの島で任務以外に新しい趣味や交友関係を築きます。

島特有の波にサーフィンを楽しむもの。

世界有数の美しい沖縄の海に見せられるもの。

なくるないさ、いちゃりばちょーでぇーの精神のこの島の人間が好きなんだというもの。

必ずここにもどってくるからと、任務を終えても再び沖縄赴任を希望するもの。

そんな中で事件は起きました。

それをすべての軍人に対して今の感情を向けるのは、、、、

焦点がズレていると思います。

そんな風に思っていた矢先の知事のあのシーン。

そう思っていたのは私だけではなかったのだと安心しました。

ただ、今回の３８歳の海軍の男性はそれなりの処罰を与えるべきです。

これが米本国なら、若年者への性的暴行という事件は重い処罰と

自分の住む地域では性的事件の前科があることを開示して生活していくことが必要になります。

米国では国民は性的事件をとても厳しく判断します。

軍人であるとかないとかではなく罪は償うべきです。

中学生だとは知らなかったと言う以前に、

No！と言っている人への行為は罪なのです。

そして、県内の中学生、高校生たちへ。

英語に興味があるのか。
アメリカ人の異性に興味があるのか。

そこのところが紙一重なのですが。

英文科に通った私の経験上、他国の文化を学ぶということは

自分を守るということが前提になります。

これからの国際社会で、どういう方向で見聞を広めたいのか。

きちんとした誇りと自覚を持った女性になることを望みます。

海外で、夜遅い時間に女性が街を歩くのは

厳しい言い方ですが、批判されます。

こんな事件が起きて欲しくないからこそ、私ははっきり言っています。

私もコザが好きで１０代後半から遊んでいる町だから言うのです。

そして、マスコミの方へ。

ゲート通りはいくつもの本土のTV局のクルーが取材してましたが、

軍事基地を問題にするのなら、、、

普段から、来県して、取材して下さい。

基地に隣接する住宅地に数日でも住んでみて、

熱い取材の様子を放映してほしい。

そんな感じでここ数週間もんもんとしてます。

もっとこの件はまた書きます。