2008年06月13日

モンスター・ペアレンツ

モンスター・ペアレンツ

この言葉ご存知ですか??

モンスターペアレンツ

今、アメリカでも日本でも同じように問題になっています。

その特徴は・・・

自分の家庭が世界の中心だと思っている親。

皆さんの身近にもいるはずです。。。

子供同士のケンカにすごい勢いで怒鳴り込んでくる。

先生が自分の子供に注意したことに腹を立てる。

PTAなどで不平ばかり言っている。

クラブ活動の指導者の批判をする。

クラブ活動に協力しない。


など、、、数え上げたらきりがないんですが。

そういうことをやってる母親、あるいは父親をモンスター・ペアレント。

両親揃ってなら、モンスター・ペアレンツというらしいです。

今や、学校にはモンスター・ペアレンツ対応の専任の先生を置くほど

学校の先生方も頭を悩ませていて、

また色んなスポーツ活動の妨げにもなっているのです。

今月号の日本スポーツ少年団発行の情報詩「スポーツジャスト」に

モンスター・ペアレンツについて特集が組まれています。

うちの主人が監督を務める少年野球チームでも、

常にトラブルの元はで、部員が問題を起こすことは100%まずありません。

特に日本では高校野球人気も高く、また日本人選手がメジャーへ行く時代、

それこそ、我が子が数十億円プレーヤーになるかもしれないスポーツと化し、

親の期待も膨れ上がり、ともすると過干渉になりがちです。

昔のようにのんびりと草野球の延長で野球を楽しむ光景もなくなってきました。

一歩間違うと、誰の野球?って場面にも遭遇します。

親がやってるのか?子供がやってるのか?

わからなくなるのです。

入り込みすぎて、指導者の方針にまで口を出すケースもあり、

また他チームでは、入部してきた子の親が野球経験者であって、

監督の指導方針への不満から数十年続けてきた監督を退任させ、

自らが監督になったケースもあります。

また、最近うちのチームで起こった件では、

自分の子供の起用方法に不満を持ち、子供を退部させたケースもあります。

以前には、強いチームでプレーさせたいと言って、

チームを去っていったコもいました。

小学生の子供がそんな事を思いつくはずがありません。

子供は大好きな仲間とプレーすることだけで十分楽しいのです。

すべては親のやっている事。

そんな時に思うのです。

この当事者の子供は今、どんな気持ちなんだろう??

かわいそうで、かわいそうで、いたたまれなくなります

そう。親のエゴで子供の気持ちがないがしろにされている現実。

こんなモンスター・ペアレンツの中には逆のパターンもあります。

常に朝の集合時間に遅れる。

大会や試合の集合時間は早いの事が多いのですが、

いつも、いつも遅れてくる。

それも数分、数十分の遅刻ではないのです。

それも親のやってること。

聞けば・・・

子供  「お母さんが起きなかった。」

母親  「朝が苦手で・・・。」

日頃の練習をいくら頑張っても、いくら素質のある子でも

これでは・・・試合に出してもらうことは難しくなります。

それと、チームに対して一切協力をしない無関心型。

みんなで協力して、試合への送り迎えなどやっていますが、

一切協力もなく、チームを学童や託児所代わりにしていて、

土・日は家族で過ごすので・・・という理由で週末は来ない子もいました。

平日やっている練習は週末の大会や試合のためなのに・・・

そんな子も、チームの戦力として想定するのは難しく、

高学年になってもレギュラーどころか、ベンチ入りも出来なくなります。

ここまで書いて、色々あるもんだなぁ・・・と私自身もびっくり。

私自身は、主人がチームを立ち上げてから、一父母ではなく、

すべての子供のお母さんとしてやってきました。

週末はすべての子供達の表情をカメラに収めています。

撮り貯めた写真を見ていくと、、、

ひとりひとりの成長を感じます。

と同時に・・・みんなを撮るのに必死で自分の子供をまったく撮ってない事にも最近気付きました・・・(汗

三月の卒団の頃になると、

その写真を一人ひとりのDVDに収めるのが私の仕事となりました。

その作業中は、涙涙で全然進まないこともあります。

卒団を迎えるのがとても寂しくて仕方なくなります。

DVDを手渡す卒団式ではなお一層です。

毎日、監督として子供達と直接接してきた主人がポロポロ泣くのを見ると、

これからも主人を支えて、チームのお母さんでいなくっちゃと思います。

子供が部活をする。

仲間が出来る。

その親とも仲間になる。

やがて連帯感が生まれる。

きっと、この子がこの部活をやっていなかったら

生まれることのなかったご縁です。

みんなで、優しい気持ちで、子供達を育てていきましょう。

大人になってもこのチームでの日々を思い出すときが来る。

そのときにステキなあったかいキラキラした思い出として残してあげたい。

そのお手伝い・・・・。

そう思えば、なんの不満も、批判も、争いもなく、

楽しくできるんじゃないでしょうか?

モンスター・ペアレンツついて考えた時、

結局は、、、

地域の連帯感がなくなった結果がこれだと思います。

地域のみんなが自分の子や孫のような眼差しで子供達を育てていけたら、、、

モンスター・ペアレンツなんて言葉はなくなると思うんです。

TVが一般化して、アニメやゲームで育った世代が親になった辺りから

そういった傾向が出てきたらしいです。

人間関係の希薄さこそが・・・すべてをおかしくしてるのだと思います。

便利を選ばずに、面倒でも手を懸ける。。。

即効性よりも、時間がかかっても丁寧を選ぶ。。。

今、私たちはそんな選択の時期に来ている気がします。

そんな姿を見せることこそ、

子供達をいい方向に導いていけるのではないでしょうか。

そんな色んなことを考えた週末の午後でした。

が、、、文章にまとまりがなくスイマセン。。。

※長々とお読みになって頂き、ありがとうございました汗
















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Posted by しょ~こ~♪ at 17:52│Comments(7)日々のこと
この記事へのコメント
初めまして。

自分も小学生の時から野球チームにはいってました。(しによーばーでしたが)

チームを結成するからには、〝勝ち負け"はもちろん大事だと思います。
その為に練習してると思います。

でも、その年頃には〝勝ち負け"よりももっと大事なものがある気がします。

大会の7回裏、負けてて胸が張り裂けそうな思いとか、
自分のミスで負けて泣いたとか、チームプレイならではの良さがあると思います。

あと、合宿のBBQとか、練習帰りの買い食いとか、野球以外の事も、チームに入ってないとワカラナイものがあると思います。

そんな貴重な時間を親の都合や見栄や偏見でふりまわすのもいかがなものかと・・・・



初メールなのに長くなってごめんなさい。
Posted by hhshhs at 2008年06月13日 23:22
>hhSさん♪
いらっはいませ♪
ホント、勝つことは目標だけど、大事なのはその過程であって、
この子達の心の成長なんだよね。
泣いたり、笑ったり、がんばったり、etc。。。
色んなことが想い出に変わっていくんだから。
なのに、目先の事ばかりにとらわれてる人が多いんだよね。
試合の後、なんで今日負けた?って監督に詰め寄る親もいるんだよね。
昔の少年野球では考えられないよね。。。。
この子達があと10年位してこのメンバーで、模合でもした時にさ、
あの頃は楽しかったな・・・って思えるような想い出にしたいだけ。
親はちょっとした協力で十分なんだけどね。

初メール長く書いてくれてありがとー!
hhsさんのblogサイコーだね!
ワタシも海好きだから余計に親近感もあるさぁ!
またblogに遊びに行きますね♪
Posted by しょ~こ~♪しょ~こ~♪ at 2008年06月14日 09:56
はじめまして 私もしょーこーさんの意見に同感です。
今は子供の事に親が干渉しすぎで先生方、部活の指導者・・大変だと思います
実際私の子供の部活【中学生】でも顧問の先生の指導をさんざん批判して辞めさせ一般の方を外部コーチとして受け入れてました。 
それっておかしいんじゃない?って思っても誰一人意見を言う人もいなく・・・
結局はみんな長い物に巻かれるんですよね・・私もその一人でしたが・・・あの時みんなに気を使い同感のように振舞っていた自分がとても嫌で恥ずかしです。 みんなに同調して自分を抑える必要もないしマイペースで頑張っていこうと思います。 
Posted by ゆき at 2008年06月14日 16:12
>ゆきさん♪
コメントありがとう♪
そっか・・・ゆきさんとこでも・・・。
うちの地元の中学でも同じことがありました。
その結果、新学年度になるたび部活の顧問のなりてがなくて
先生方四苦八苦しているようです。
ワタシは・・・中学で親が部活の指導にしゃしゃり出るのは理解できません!
なぜなら、、、部活は授業の延長線上のもの。
学校生活の1つだからです。それを親が指図するのは・・・・。
その証拠に学校の先生を顧問におかないと公式試合には出れませんよね。
外部コーチはあくまで外部コーチなんです。
しかも議会で外部コーチに手当てを支給しては?なんて話が出ました。
顧問の先生方は忙しい中無償でやってるのに?
手当てなんておかしいですよね?
そうですね。ゆきさんも自分の考え方を曲げずに行ってくださいね。
Posted by しょ~こ~♪しょ~こ~♪ at 2008年06月14日 16:56
地域のみんなが自分の子や孫のような眼差しで子供達を育てていけたら、、、
同感です
世の中が物騒になってきた今、いちゃりばちょうでー精神は厳しくなってきましたが・・・・
人とのふれあい、自然とのふれあい大切ですよね
今ではTVゲームが普及して引きこもりな子供達が増えてきましたねー
この子達が大人になった時のことを考えるとなんか世の中どうなってんだろって
正直怖いですねー
そーき汁もいい大人になるために自分を磨いてこーっと
Posted by そーき汁そーき汁 at 2008年06月15日 00:56
しょ~こ~さん、こんにちは。
モンスターペアレンツ、こちらでも ヘリコプターペアレンツと呼ばれ(親が子の上をヘリコプターのように監視して いるからとか)社会現象になっているようです。
親が自分の子供を信じる事はもちろん大切な事だけど、子が自分で解決しなければならない事に手出し、口出ししてしまっては 子供の成長によくありませんよね。
親が子供に期待する気持ちはわかるけど、小さいうちはストイックになることなく “楽しんで”成長してほしいです。
Posted by Ziggy at 2008年06月16日 04:32
>そーき汁さん♪
ホントに・・・今の子供の未来を考えるとぞっとしますね。。。
だからこそ、私たちがしっかりと本物の大人にならなければ!
このゲーム世代は・・・考え物です。
子供が5,6人集まって、黙ったまま、みんなそれぞれのゲームをやってるんです。
これっておかしいですよね?イヤな世の中です。どうにかしなければと焦ります。。。

>Ziggyさん♪
ヘリコプターペアレンツ、この間TVのニュースでやってました!
子供の就職の面接にも親が同伴するとか??
いやですねー。そういうの。
カワイイ子には旅をさせろは今や死語なのかなぁ。。。
でも親はいつかは子供より先にいなくなるのにね。
そう思うととにかく自立してほしいと思うのが普通だと思うんだけど。。。
そうそう!ストイックにならず今を楽しむ!
こうして育った子供は大人になっても楽しい人生送れますよね!
でも、そんな単純なことができない親が多いってのが現実みたいです。。。
Posted by しょ~こ~♪しょ~こ~♪ at 2008年06月18日 22:46
 
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